ギリシャの首都アテネから北へ約400km(東京~大阪間とほぼ同じ)のところに、オリュンポス山という山があります。ギリシャでは一番高い2,917m、そしていつも雲がかかっていて神々しい雰囲気です。古代ギリシャ人は、このオリュンポス山の頂上に神々が住んでいて、人間界で起きることを決めていると考えていました。
現代でもギリシャ神話の聖地として観光で人気です。
オリュンポス山頂の館にはたくさんの神々が暮らしていて、神々は用がある時には人間界に降りてきました。冒険に出る英雄を援護するためであったり、気に入った人間と交わるためであったり、思い上がった人間を罰するためであったりと目的は様々です。
神々の中でも特に有力な「ゼウス」「ヘラ」「アテナ」「アポロン」「アルテミス」「アフロディーテ」「ヘパイストス」「アレス」「デメテル」「ポセイドン」「ヘルメス」「ヘスティア」の12神は「オリュンポス12神」と呼ばれます。(オリュンポス12神まとめ)
ゼウスが人間の女と浮気をして、ヘラが嫉妬して人間の女に復讐し、周りの人間が巻き込まれていく展開が定番です。